top of page

【2025年2月8日開催】第9回 i-HASA セミナーのご案内

2024年12月11日

主催:https://i-hasa.or.jp


2022 年 9 月に発足した「医療 DX 令和ビジョン 2030」厚生労働省推進チームによれば、医療 DX とは 「保健・医療・介護の各段階(疾病の発症予防、受診、診察・治療・薬剤処方、診断書等の作成、診療報酬の請求、医療介護の連携によるケア、地域医療連携、研究開発など)において発生する情報やデータを、全体最適された基盤を通して、保健・医療や介護関係者の業務やシステム、データ保存の外部化・共通化・標準化を図り、国民自身の予防を促進し、より良質な医療やケアを受けられるように、社会や生活の形を変えること」 と定義されています。まさにその通りだと思います。しかしこの数年を振り返ってみるとき、我が国の医療 DX 化は本当にこの通り進んでいると言えるのでしょうか。確かにこの間の生成 AI など AI 関連技術の急成長を背景に、健康関連グッズの開発や自動診断技術確立へ向けての動きなど、ベンチャー企業が主体ではありますが産業界から医療現場へ向けて医療 DX 化を呼びかける声が大きくなっていることは間違いがありません。でも、一方で、実際の医療現場において、その主体を担う患者や医療スタッフからの医療 DX 化に対する声や反応はどうでしょう。何となく、医療も DX 化を求められているとは感じつつも、いかにも未だ準備不足。きっと誰かがやってくれる・・・といったところが実際で、今般の診療報酬改定で医療 DX推進体制整備加算が登場したのを見て、慌ててその対応に追われているのが現実ではないでしょうか。i-HASA では昨春の i-HASA・JCI 合同セミナーにおいて、IT 化が進む今日、これからの医療現場では “医療の質と安全”という従来からの課題にも、新たな分野としてサイバーセキュリティが付け加えられるべきことを指摘しました。しかし、今、改めて考えてみると、このことはサイバーセキュリティという1分野に限ったことではありません。医療の DX 化には広い分野で IT 化を伴います。DX 化を進める限り、医療人は IT 化が関与するその全分野にわたって、IT 化に関連する長所と短所をその計画段階から認識しておく必要があります。今回のセミナーの主題を「医療の DX 化と医療安全・品質保証」とさせていただいたのはこのような背景に負っています。これから医療 DX に取り組まれる予定の医療関係者各位には貴重なセミナーになると自負します。奮ってのご参加をお待ちしています。


テーマ :医療の DX 化と医療安全・品質保証

開催日時:2025 年 2 月 8 日 (土) 13 : 00〜15 : 25
開催形式:オンライン講演会(Zoom)
参加費: 5,000 円(税込)
納付された参加費は、原則としてお返し致しませんので何卒ご了承ください。
申込方法:下記 URL からお申込みください。
https://forms.office.com/r/sLbbsNz3um
申込締切:2025 年 2 月 5 日(水)

プログラム

13:00~13:05 開会挨拶 落合 慈之(i-HASA理事長)

13:05~13:35 基調講演

 「医療DXの推進」 

    脊古 裕太 氏(厚生労働省医政局 参事官(特定医薬品開発支援・医療情報担当)付 医療情報室 室長補佐) 

 「医療安全施策の動向」

    植田 瑛子 氏(厚生労働省医政局地域医療計画課医療安全推進・医務指導室 医療安全対策専門官)

13:35~14:05 講演1

 「全国医療DXアンケート結果より見える!現場の声と改善すべき業務プロセス」

    新井 洋司 氏(医療トレーサビリティ推進協議会 事務局長)

14:10~14:40 講演2

 「医療DX 当院の取り組み -すべての人にDXを-」

    森崎 裕 氏(NTT東日本関東病院 整形外科主任医長 兼 医療DX推進室長)

14:40~15:20 講演3

 「進化するAIとの付き合い方~NTTが研究開発する生成AIやIOWN等の先端技術が果たす役割~」         

    木下 真吾 氏(日本電信電話株式会社 執行役員 研究企画部門長)

15:20~15:25 閉会挨拶 折井 孝男(i-HASA理事)


※ プログラムは予告なく変更になる場合がございますので何卒ご了承ください。

bottom of page