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デジタルトランスフォーメーション(DX)による医療安全の推進に向けた手順書の開発
08:41

デジタルトランスフォーメーション(DX)による医療安全の推進に向けた手順書の開発

藤井 千枝子⑴, 小久保 貴章⑵ (1.慶應義塾大学看護医療学部, 2.DGSHAPE㈱ 開発推進室) 医療現場では,医師の働き方改革とともに,さまざまな職種も働き方を再検討しているところにある.タスクシフトが進む中では,医療従事者が安全に働くための情報共有が求められる.医療安全の基礎は手順書などで情報を補うことが期待されているが,手順書のデジタル化は十分に進んでいるとはいえない.そこで本研究は,医療従事者がどこでも閲覧可能な手順書の開発を目的とした. 【方法】 エルテミス(DGSHAPE社製)の作業指示マニュアルの機能を用い,従来の手順書をシステムに取込み,常に最新版の手順書を閲覧できる環境を構築する. 【結果】 これまでの紙管理による手順書をタブレットから最新版を提供し,医療安全教育に活用できるシステムを構築した.また,受講履歴のログにより,一定期間閲覧していない場合には確認を促すことができるよう設定した.手順全体の確認ができるだけでなく,作業ポイントの閲覧を可能とした. 【考察】 本システムは,これまで蓄積された実践知のデジタルトランスフォーメーションを促すための第一ステップである.手順書の閲覧は,デジタル化に伴い手軽になることで,必要な時に,必要な作業ポイントをシステム上で確認することができる.また,従来の仕組みでは繁雑であった履歴の管理やコンテンツ更新情報などの記録はすべてシステムに保持される.長期間にわたる未確認者の特定や,最新版に変更した後の閲覧状況は,ログから特定できる.順守すべき医療安全の手順の周知や最新情報を提供できれば,職種をこえて共有することが可能となる.閲覧履歴からは,ニーズが多い作業ポイントを抽出でき,基本手順の構築につながる.再確認することで記憶の定着につながり,医療安全教育システムとしても有用になると考えられる.今後,実装に向けてさらなる開発をおこなう.
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