主な対象:病院
統合診療支援プラットフォーム
CITA Clinical Finder
電子カルテ、放射線、内視鏡など、病院内の各システムのデータを集約・活用できる診療支援システム。
【概要】
診療プロセスの全体像を迅速に把握
スムーズかつ的確な診療をサポート
診療文書、画像、レポート、検体検査結果、処方オーダ等の診療データを1つのプラットフォームに集約・表示。診療プロセスの全体像を把握しながら、診療の場面に応じて目的の情報に簡単・迅速にアクセスすることができる診療支援システムです。
検査データを含め、すべてのデータを一元的に閲覧することが可能
CITAが提供する統合インターフェースシステムは、Yahgeeを含めたさまざまな部門システムのデータを集約し、ひとつの診療DBに統合します。
CITA Clinical Finder 4つの主な機能
患者ポータル
電子カルテの各種情報や検査結果・文書等の各システムに散らばった診療情報を一元管理。利用者や診療シーンに合わせた画面展開で効率的なデータ閲覧環境を提供します。
クリニカルフロー
入院中患者や手術予定患者等、業務目的別の患者一覧を表示。ケアプロセスを可視化することで診療文書や同意書の量的点検、入退院支援等、多職種業務の効率化が可能です。
レポート既読管理
放射線・病理・内視鏡等の各種検査レポートを統合的に管理し、見落としを防止。研修医と指導医のダブルチェック機能や依頼医以外への既読依頼等多職種共同による医療安全管理を支援します。
スキャン・ファイリング
同意書等を電子化しタイムスタンプ機能で電子署名することで原本性の確保をします。ペーパーレス運用することで取得状況の進捗管理を容易にします。各所で発生する超音波や内視鏡・デジカメ画像もファイリングすることが可能です。
統合診療支援ポータル
さまざまな検査結果や文書を統合し、時系列、種別毎、診療科毎に表示
タイムラインビュー
診療情報を時間軸に沿って参照できるガジェットです。過去数年間の入院・外来・検査・手術などの履歴から、過去の病歴に素早くアクセスしたり、現在の入院期間のデータを表示し、直近の容態変化を確認したり各種の診療情報への入り口として活用いただくことが可能です。
A. タイムラインエリア
データ発生日付をインデックス表示し過去歴に素早くアクセス可能
B. 処方エリア
処方オーダ(薬剤)
C. 検体検査エリア
検体検査結果とグラフ
D. 生体検査エリア
画像・レポート・波形データ
E. 文書エリア
診療文書
[左]退院サマリ チーム管理文書 [右]診療情報提供書
F. スキャンエリア
患者署名入りの同意書や他院紹介状等
サムネイルビュー
検査結果や文書・レポートデータをサムネイル形式で直感的に探すことができるガジェットです。データ発生源での表示に加え、日単位や検査種別単位など探しやすい分類や続けてみたいデータに並べて表示することが可能です。
フリーレイアウトビュー
カルテ記事や各種検査情報などを自由なレイアウトで1画面に集約。情報を探す手間を省き効率的な情報収集をサポート、術前・術中・術後などステータスに応じたものやカンファレンス用患者説明用といったシーンごとなどさまざまなレイアウトを作成し、自由に変更しながら閲覧が可能です。
クリニカルフロー
診療プロセスの全体像を迅速に把握し業務をスムーズ化
CITAに集約された情報を活用し、業務目的に応じた診療情報を一覧表示します。従来患者毎に電子カルテや部門システムを開いていた確認作業が不要になり、複数患者の状況を一度に視認できるので働き方改革向けた業務の時間短縮につながります。
診療業務支援ドキュメントシステム Yahgeeとの連携
診療データを集約・統合することで、業務はさらに円滑に
CITA クリニカルフロー
診療プロセスの全体像をグラフィカルに可視化。 未作成の文書を発見したら、そのままYahgeeを呼び出し、未作成文書の記載を行うことが可能です。 クリニカルフローにより、診療報酬請求上必要な文書の作成漏れを防止し、スムーズな文書作成を実現することができます。
事例
「ポータル画面で閲覧までに要する時間をなくし、確認漏れ防止」を実現
心臓エコー前の電子カルテ閲覧時間の短縮
2分/件(約12,500件)から約420時間/年の省力化
検査前確認により年間2~3件のインシデント回避
医療の質・安全性を確保をしながら業務効率化を実現
入退院支援業務での活用
各担当者の業務量が見えるので担当割に役立つ
入院/手術オーダの登録状況が一覧から把握できるのでオーダ漏れで慌てることがなくなった
術前検査の進捗状況や結果が簡単にわかる
タイムスタディの結果1患者につき、
5~7分の時短効果が確認できた
業務別の導入効果
人工呼吸器患者リストの作成 1時間/日から0分
情報取得のためのシステム起動 6分/人/日から4時間/日短縮
退院サマリの記載督促業務 100分/日から0分
スキャン・ファイリング
紙文書はスキャンで取り込み、原本化してペーパーレス運用へ
一般的なスキャナへの対応に加え、集中スキャナを用いてスキャン業務を効率化
タイムスタンプと電子署名で、スキャンデータを原本化する事が可能
さまざまなビューを用いて、スキャンデータの効率的な参照や量的点検が可能
スキャン機能
大量文書スキャニング中の待ち時間がない並行処理を実現した効率的なスキャン機能
分散スキャンファイル取り込みユニット
集中スキャンユニット
仮想プリンタ
他システム側のインターフェース開発不要で文書取込や二次元バーコード付与が可能
タイムスタンプ・電子署名について
国際標準規格「PDF長期署名(PAdES)」を用い、原本性を確保できるスキャンシステムです。
電子保存ガイドラインの「9 診療録等をスキャナ等により電子化して保存する場合について」および「6.12 法令で定められた記名・押印を電子署名で行うことについて」に記載のある、「長期署名」に対応します。
PAdES(PDF Advanced Electronic Signature)= PDF長期署名PDFファイルに電子署名とタイムスタンプ等を内包する規格
可搬性に優れ、管理が容易。1ファイルで完結。
世界標準のフォーマット。証拠能力が高く、第三者の確認が容易。
スキャン進捗管理や書類のステータス管理
診療文書の量的点検
日付・診療科・種別による文書の検索性を向上したツリービュー
診療情報を時系列に表示し、患者の全体像を俯瞰できるマトリックスビュー
自科検査やデジカメ画像も簡単にファイリング
耳鼻科、泌尿器科、産婦人科等の外来・病棟の超音波や内視鏡で発生する画像データ(静止画、動画)を簡単にファイリング
自科検査映像・画像ファイリングの特長
高機能映像コンバーターで、高画質のキャプチャが可能です。デジタル入力信号にも対応します。
タブレット端末での撮影に対応し、高い可搬性、操作性を提供します。
無線LANや患者バーコードのスキャンに対応したデジカメで安全な取り込みが可能です。
基本情報
製品名
統合診療支援プラットフォーム CITA Clinical Finder
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システムのお問い合わせ
※各メーカー様の商品ページ内容を記載しております。
変更になる場合もありますので各メーカ様のサイトをご確認ください。
転載元:https://www.fujifilm.com/jp/ja/healthcare/healthcare-it/it-consul/cita