主な対象:病院、製薬
ニュースリリース
−150℃以下の極低温輸送サービスをグローバルに提供
NIPPON EXPRESSホールディングス
米Cryoport社と戦略的パートナーシップを締結
NIPPON EXPRESSホールディングス株式会社(社長:齋藤充)は、医薬品業界向けに細胞原料や再生医療製品などの、−150℃以下の極低温輸送サービスをグローバルに提供するため、米国の医薬品専門輸送事業者であるCryoport, Inc.のグループ会社Cryoport Systems(社長:Jerrell W. Shelton 以下、クライオポート)と戦略的パートナーシップを締結しました。
クライオポートは、米国テネシー州ナッシュビルに本社を置く医薬品および再生医療分野で多くの医薬品メーカーから信頼されているコールドチェーンのリーディングカンパニーで、生物試料、細胞、ワクチン、再生医療製品、バイオマテリアルなどのサプライチェーンにおいて先進的な技術と高品質なサービスをグローバルで提供しています。
NXグループは、「NXグループ経営計画2023~非連続な成長"Dynamic Growth"~」の中で、医薬品産業をコア事業の成長戦略における重点産業として位置付け、24カ国・地域、世界34 拠点で医薬品適正流通基準(GDP)、CEIV Pharma認証を取得し、品質管理の体制構築と基盤整備に取り組んでいます。2022年5月からは日本国内の医薬品産業向けに超低温(-20℃~-85℃)管理のロジスティクスサービスを提供し、同年6月からは冷凍(-20~0℃)、冷蔵(2~8℃)、定温(15~25℃)の3つの温度帯に対応する温度管理容器を利用した国際航空輸送サービスを提供しています。
今回の戦略的パートナーシップの締結により、NXグループのグローバルネットワークとクライオポートの先進的な技術を結集し、次世代療法に伴う需要の高まりに対応する-150℃以下の極低温輸送サービスを新たに開始しました。これにより、お客様の多岐にわたるニーズに幅広く応える高品質な医薬品物流サービスをグローバルに展開してまいります。
【サービス概要】
-150℃以下の極低温輸送に対応した専用容器「ドライシッパー」による輸送サービス
(1)液体窒素を使用した専用容器を用い、輸送環境において-150℃以下を10日間保持
(2) 輸送に適した独自の形状設計(安定性、信頼性、安全性)
①輸送時のダメージリスクを考慮したユニークな形状と3重構造により、安定した温度を維持
②シリアル番号入り結束バンドにより、輸送時の不正アクセスや盗難を防止
③使用後、特殊な消毒・洗浄作業によりドライシッパーを再利用
データロガーを活用したリアルタイムモニタリングサービス
(1)位置情報、温度、湿度、傾き、衝撃などに関わる輸送状況をリアルタイムでモニタリング可能。ドライシッパー内に固定されたGPS機能付きのデータロガーにより、5分ごとに信頼性の高い各種データを取得し、1時間ごとに専用インターフェース経由でクラウドにアップロード
(2) 世界50カ国・地域で使用可能で、世界の航空会社120社以上に積載可能
NXグループは、信頼性と安全性の高いグローバルな医薬品物流プラットフォームを構築することで世界の医薬品業界のお客様を物流面からサポートし、『世界の人々の健康に貢献する』ことを目指しています。
※各メーカー様の商品ページ内容を記載しております。
変更になる場合もありますので各メーカ様のサイトをご確認ください。
転載元:https://www.nipponexpress-holdings.com/ja/press/2023/20231127-1.html